tekitoumemo’s diary

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協力会社とうまく開発を進めるための心得


今回は協力会社とうまく進めるために必要な心得をつらつら書いていきます。よく下請けとか外注とかそのような言葉を使いますが、あまり好きな言葉ではないのでここでは協力会社と言います。

まず、私の状況と実践してる内容から。

納品物 : 設計書、コード、テスト仕様書
委託内容 : 設計からテストまで
環境 : 都内と地方
コミュニケーションツール : slack、skype
報・連・相 : 朝にやることを報告。夕方に成果を報告。

よくあるSIerの工程で上流工程は要件定義〜設計、下流工程ではコーディング、テストまでと言う内容が多いですが、私のケースではほぼ全て委託しています。正直言うと、私はうまく回せてません。納期が遅れるとか仕様と成果物が違うとかそこまでではありませんが、うまくコミュニケーションが取れないことが多々あります。そこで協力会社とうまくやるために意識していることを書きます。

協力会社は依頼された内容を作るだけ

依頼された内容を確実に作ってくれるならいいじゃん!って思う人が多いと思いますが、出来上がったコードを結合して動かしたら動かないなんてことは多々あります。こんなとき責める訳にもいきませんし、もっとシステムを理解して様々なケースに対応してくれるように考慮してくれれば、、と思うことがあります。そこは大きな間違いであり、協力会社は依頼された内容を言われた金額で確実にこなすだけなのです。そこらへんを勘違いしてあーだこーだ言ってる人は多いと思います。私の知り合いに外資出の企業家がいますが、そこまで優秀な人間でもここの認識は間違ってるような気がします。実際うまくいってないようですし。

縛りすぎない

前述した通り、私の場合は朝と夕方の報告を必ずやります。ただし、報・連・相を縛りすぎると報告することが仕事になってしまいます。協力会社にとって成果物が出来るまでの過程は、依頼会社をいかに安心させるか順調かどうかを重視します。そのため報告に対する力の入れようは驚くことがあります。ここで言いたいのは納品物に報告はないよ!と言うことです。報・連・相は社会人として当たり前と言う人が多いですが、協力会社にとっての当たり前は成果物を確実に納めることです。報・連・相は大事ですが、ここを縛ってしまうと協力会社の労働時間が増えたり、結果としてうまく回せないので縛ることはオススメしません。

コミュニケーションはskype

テレビ電話であればなんでもいいです。人間って不思議なもので顔の表情とか声のトーンとかで、相手がどのような状況なのか察することが出来ます。状況を踏まえて進捗や課題を話していくと認識の違いや課題がすぐ出てきます。さらにテレビ電話だと無駄に話が長くならないので、10〜20分で終わったりします。slackなどのチャットツールで何回もやり取りするよりこちらの方が早いケースもあるので状況によって切り替えるとうまくいきます。

その他いろいろありますが、良い関係を築けるパートナーとして仕事をするのが一番だと思います。上流工程とか下流工程とがで偉そうにする人がいますが、結局は井の中の蛙で人の能力に関係ないので、うまく回すことを最優先で考えるエンジニア、マネージャーが増えて欲しいと思っています。


偉そうに言っちゃった。。