育休中にやったこと(技術)
第二子が生まれ、出産から3ヶ月育休を取った。
3ヶ月のうち1.5ヶ月はある程度余裕もできたのでやった技術的なことを書く
サイクル
1日交代で日勤、夜勤みたいな感じで子守をした。日勤の場合は娘を保育園に送ったあとの8時〜12時、夜勤は22〜2時に赤ちゃんの子守をするサイクルが出来たのでその間にいろいろやった
Playwright
これがまっっっっっっっっっっじで神がかってた。TwitterAPIが死んで途方に暮れてたところにこいつで有料で使えなくなったAPIの代わりができた(本来と違う使い方)。当初はCypressで検証したのだが以下の点においてはるかにCypressよりよかった
・コード生成(codegen)
・マルチオリジン
・認証状態を保持する(Preserve authenticated state)
・GitHub Actionsのテンプレ
コード生成、マルチオリジンに関してはCypressじゃ厳しいし、認証状態を保持するのはマジで神。これをGitHub Actionsで気軽に実施出来ちゃうからやりたいことがyarn create playwright
に全て詰まってて最高だった。codegenはそのまま使えるわけじゃないけど、dom見て解析するのは地味に辛く、簡単にサポートしてくれるだけでもめちゃ助かる。
PlanetScale
PlanetScale: The world’s most advanced database platform — PlanetScale
MySQLのサーバーレスプラットフォーム。Cloud SQLが高すぎてアイオワ州の共有コアを使ってたがレコードが100万近くなり頻繁に爆発するようになった。改善するにしても東京リージョンの専用コアで一番安いやつが65ドルぐらいするしGCPがCloud SQLを見捨ててる感もあり何も変わらなそうな感じだった。それに比べてPlanetScaleダウンタイムのなしのスキーママイグレーションやgithubっぽいブランチ機能が備えているので本番DBへの直接スキーマ変更はDeploy Requestで実施するし差分がわかりやすい。しかも無料枠がかなり多いので駆け出しでサービス作るにはかなり使える。olcarは1日で1億回readが走るので無料枠では使えなかったが29ドルと比較的リーズナブルで助かっている(無制限にしても39ドルから始められる)。ちなみにPlanetScaleが指す1read,writeはレコード数ではないので単純に見積もるのはむずかしそう。ちなみにちなみにマイグレーションで使うテーブル(railsだとschema_migrations)はブランチ切ってもデータを残すことが可能なので今まで通り使える。RDBは太古の技術みたいな扱われ方してるのでCCP、AWS、Azureの3大クラウドでもろくなもんがないがRDBにおける死ぬほど辛い課題が解決されてて個人的には革新的だった。まじでMySQL採用してよかったわ、当時はpostgreと迷ってた
ChatGPT API
あのChatGPTがそのままAPIになっただけ。1000トークンあたり0.002ドルとよくわかんない金額設定だが、日本語だと100〜300文字程度な気がする。1日30回程度使ってるが0.02ドルぐらいでほぼタダみたいなもん。質問が長いと一気に跳ね上がるが、そこまで怯えなくてもよさそう。あと制限掛けられるので超えたらAPIが使えなくなるだけになる。最大120ドルまでの制限もかけられてるからわりかし安心。
sitemapindex
別に新しい技術じゃないけど、サイトマップって5万までだったんだね...知らなかったよ...。@nuxtjs/sitemapちゃんと対応しててえらい
もともと自分は技術が大好き!というわけじゃないので別に新しい技術じゃなくても良いんだが、楽なやり方を追求すると新しい技術が答えを出してくれる感じがテクノロジーの進化を感じられてエモい
こうやってみると育児休暇といいつつかなり充実しているように思えるが、出産後1ヶ月は全くコミット履歴がなく1ミリもPC触れる余裕がなかった(というか睡眠不足すぎて死にそう)なので育児休暇を取る人は1ヶ月だと体ぶっ壊すから最低2ヶ月は取った方が良いよと偉そうに助言したい