tekitoumemo’s diary

思ったことを書くだけ。長文版Twitter

Herokuとの思い出

blog.heroku.com

8月にHerokuのFreeプランの廃止と非アクティブなアカウントの削除のアナウンスがあった。プロフィールサイト(https://festive-yonath-a04e1e.netlify.app/)やITunesToolのホームページ、友人とアプリを作ろうとして作ったLPなどいろんな用途で使っていた。消す必要もないからそのままにしておいたけど、これをきっかけにいらないサイトは片っ端から削除、アカウント削除した(僕は2018年から全く利用しなくなっていた)。プロフィールサイトは勉強用に作ったもので、無駄にフロントはNetlify、APIはHerokuの構成だったが、APIをAzureのApp Service(Freeプラン)に変えた。思い返すと2013年ぐらい(記憶上なのでもっと前かも)にRailsがスキャフォールド使って超簡単にTwitterみたいなアプリ作れるよ!みたいなのが流行り、そのアプリをホスティングする先にHerokuが紹介されて脚光を浴びていた。しかも無料でかつgithubにpushしたらデプロイされるなどCIも導入されていて当時としては近未来感を感じていた。自分が感じる第一次個人開発ブームが2015年でRails+Herokuセットみたいな構成がほとんどだった(以下の記事は当時めちゃくちゃ憧れを抱いていた)ちなみに個人開発ブームは2015年にRails+Herokuセットブーム、2020年のzennリリースブームで今は第二次個人開発ブームって勝手に呼んでる。

qiita.com

AWSGCP、Azureの3大クラウドが出てきても無料または低コストである程度の人気があったので、記事を見る限り利用者は多かったと思う。3大フロントエンドフレームワークが出ていてfirebaseを中心としてサーバーレスで低コストで運用できるようになり、heroku以外の低コストで運用できるツールを選定できるようになったときからherokuの人気低下が始まった気がする。SPAであればNetlify、SSRだったらfirebase、最近ではフロントエンドはVercel、APIはCloud Run、AWS Lamdaなどでめちゃくちゃコストを減らすことができるのでherokuという選択肢はだいぶ遠くなってしまった感がある。今開発してるolcarの選定にももちろんherokuの選択肢はあったが、今の状況を考えるとfirebase、gcpのどれかが安定な気がしてcloud runを選定した。結果的には無料でない限りherokuでも問題ないが、コストを含めたいろんな点においてあえてherokuを選ぶ必要性が全くなくなってしまったと感じて1つの時代が終わった感じがする。かといってSalesforceの巨大資本がある限りherokuがなくなることがないと思うので、老舗Paasとして残り続けるのだろうなと思う。herokuはちょうど自分が新卒のときと同時に流行っていてamachangみたいな煌びやかなWEBエンジニアに憧れていて今この道にいるので、herokuにはお世話になったし熱い想いが込み上げてくる。今は当時のRails+herokuのような超画期的な仕組みを目の当たりにすることが少なくなったが(個人的にはDockerの登場が最後かも)また同じような感動をもたらしてくれるツールが出てきてくれるとうれしいし、おじさんになった今も同じような感動を味わいたいなと思った。